小誌でコラム連載「窮理逍遙」をご執筆いただいている佐藤文隆先生が9月14日にお亡くなりました(→)。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます
先生には先週、新刊第28号のkindle版をお送りしたところでした。紙版をお送りする直前での急な訃報に大変驚いており、今回はとくに10周年記念号だっただけにお渡しできなかったのが悔やまれます。
「科学随筆U30」企画の講評もご担当いただいておりましたので、そちらも最後となってしまいました。
創刊した年に第2号の巻頭随筆をお願いしたところ、「こういった雑誌を始める心意気に敬意をもちたい」と有難いお言葉を頂戴し、お原稿をすぐ送ってくださりました。以降、陰に陽に小誌にご鞭撻をくださり、第8号からは表紙裏のコラム連載を担当していただくようになり現在に至っております。
20代以下の投稿枠「科学随筆U30」企画を始めるときも、当企画に大いに賛成してくださり、講評のご担当を快くお引き受けくださり、第4回目まで進んだばかりのところでした。
kindle版をお読みいただけたかどうか今となっては知ることはできず、10周年記念号の紙版をお渡しできないのがとにかく無念でなりません。
これまで受けてきた佐藤先生からの小誌への思いとご意志をしっかり受け継ぎ、今後も発行を継続できるよう努力してまいります。
心よりお悔やみ申し上げます